
意外と知らない職種? 専属運転手とはどのような仕事なのか
タクシーやバスの運転手とは異なります
車を運転する仕事と聞くと、タクシーやバスの運転手が思い浮かぶかもしれません。それらとは別に、専属運転手という職種もあります。これは企業など組織に所属して、車の運転を専門に担当する仕事です。よくあるのは、企業の経営陣が利用する車の運転手です。経営陣の自宅とオフィスの間、あるいはオフィスから駅や空港までを送迎します。葬儀会社であれば、霊柩車の運転を担当する事例もあります。この場合、故人の自宅から葬儀会場、あるいは火葬場などへ棺を運ぶ担当です。運転だけが仕事ではなく、待機する時間もふくめた勤務になるのが通例です。こうした職種に就くためには、運転免許の所持が求められるのはもちろん、交通違反歴の少なさも要求されます。
専属運転手に求められる技能や心構え
専属運転手として勤務するとき、一番大切なのは丁寧な運転技術です。勤務中の交通違反や事故は避けなければいけません。法律を守った運転をすると同時に、加速や減速を丁寧に行うことが大切です。カーナビがあれば目的地までの道のりに迷うことはほとんどありませんが、可能であればよく運転する地域についての道路事情について勉強する必要もあります。企業の経営陣を乗せる業務をする場合は、秘密を守る姿勢も求められます。車内で部外秘の会話が行われることはめずらしくありません。また、経営陣の自宅やオフィス以外の立ち寄り先なども秘密の対象となります。丁寧な運転技術だけではなく、誠実な人柄も求められるのが専属運転手です。
運転手の派遣は日中の時間帯はもちろん、早朝深夜など時間を問わず求人されているので自分の好きなスケジュールで働けます。